とっても上品なヌヴォラビアンコ156の入庫です。個人的な見解ですが、アルファに白ってアリだと思うんです。東京近郊ですと、都心っていうよりほんの少し郊外の閑静な住宅地なんかにポツンと停まっていてほしいイメージ。白ってなんだかたたずまいまで好く見えますもんね。

ちなみにこの156はTI。乗り心地は犠牲にしない範囲でノーマルモデルよりもほんの少し低い車高に、スポーツスプリング＆ショック。このTurismo Internazionaleって山を越え国境を跨ぐ（イタリアですからね）ツーリズモってところでしょうか。アルファ的にはこの“山を越え”ってところがポイントで、峠道を快適に速く走るためのスポーツモデルにこの“TI”の称号を与えている・・・・てのが勝手な僕の見解です。「ご主人様、準備は整っております。さあ、奥様はお誕生日をオーストリアの別荘でお待ちですよ、心持ち急いでまいりましょうか。」なんて語りかけてくるクルマなんですよ。やっぱりほら、上品でしょ。

この個体はStileらしからぬフルノーマル車両。できればこのまま乗ってほしいなあってくらいのGOODコンディション。Seleユニットのショックもまだまだ小さく、状態は良さそうです。ブラックレザーの専用スポーツシートもホワイトのボディとのコントラストが素敵です。9万キロを超えた走行距離を考えると奇跡的な状態を保っているこのシートには赤のステッチがおごられ、本来のアルファの情熱をチラリと覗かせてくれています。専用17インチホイルもこのクルマにマッチしてますよね。

さてさて、この156TI。ヌヴォラをまとったボディはいまだ艶ピカですが、Stileの青空展示場ではかわいそう。どなたか国境とは言いませんから、このクルマと県境を跨いであなたの素敵な人に逢いにいきませんか？