埼玉県川口市のイタリア車専門店 ースティーレー

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Race Reportレースリポート

 Alfa Romeo Challenge 2016 Kanto Rd.4 in FSW

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『英姿4C颯爽』

 

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STiLENiA DRIVERS LINEUP

[SR]No.11 上松淳一 No.39 西澤嗣哲 No.85 高橋拓也

[SR2]No.13 高梨宏幸 No.422 内海直亮

[MR200]No.77 瀬上透

[AR300]No.51 伊藤由明 No.100 前田一郎

[AR150-1]No.15 渡辺幸雄

[AR150-2]No.75 猪股義周

[AR150-3]No.38 笹原敏浩

[AR150-4]No.607 関山淳

[AR150-5]No.155 森本聖

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【赤い三連星】

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11:38から始まったプラクティス2を2'00.124のタイムで終えて、#85拓ちゃんが控え室で倒れ込むように身体を横たえている。

聞けば、食当たりを起こして立っているのも辛い状況。

午後から始まる予選も危うい蒼白な顔色である。

同じプラクティス2を1'59.812で感触を確かめた#11アゲマツ、2'01.494で#39西澤が終えて、アゲマツが一歩リードか?

拮抗したタイムだけに予選までに拓ちゃんの体調が戻るのか?心配である。

 

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【秋晴れの空に黄色が映える】

暦は9月に入るというのに、汗ばむくらいの陽気となったFSW。

12:56から始まったレースA予選。

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ABARTHが上位を占める中、"長老"#75猪股が気を吐き、STiLENiAトップとなる2,12.771で総合5位/クラス3位(150-2クラス)。

 

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#38トッシーが、2'15.769で総10位/ク3位(150-3)。

 

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#607セキジュン、2'18.079で総15位/ク1位(150-4)。

 

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#155モリリン、2'18.481で総20位/ク1位(150-5)。

 

【唯一人の58秒台】

 

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続く13:28からレースB・Cの予選が始まる。

体調絶不調だった拓ちゃんが快心の走りでこの日唯一人の1'58.652を叩き出し、ポールポジションを獲得!!!

アゲマツは1'59.518でフロントロー(総2位/ク2位)。

西澤はんが2'00.450で4位に着ける(総4位/ク4位)。

アタックを仕掛けて赤3台が連なってダンロップを駆け上げる様は、誰が勝ってもおかしくなく、SRクラス決勝が楽しみな展開である。

 

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続いてSR2クラスの#13ぴたおが2'06.892で総合16位/クラス1位)。Rd.3を休んでの参戦だったが、ブランクを感じさせない見事な走りで、ポールポジションを獲得。

拓ちゃんに続きSTiLENiA、SRクラス両ポールに胸が高鳴る。

前回クラス初優勝を果たした#422あっずは、予選でぴたおに引っ張って貰いながら、2'08.467。総21位/ク3位と2戦続けて表彰台を狙う。

 

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AR300クラスは#100イチローと#51よしあきの166×GTの3.2対決。

イチローが2'07.894(総19位/ク1位)、よしあき2'10.025(総28位/ク3位)と決勝に向け、イチローが一歩リードか。

 

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MR200クラスのセガミンは、2'11.592で総33位/ク5位と決勝に巻き返しを誓う。

 

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150-1クラス、前回クラス2位で表彰台に登った#15コジパパ。

午前中のプラ。僅か1周目で痛恨のブレーキトラブルによりコースアウト。

ブレーキホース破損の憂き目に遭い、予選を捨てメカのモミップが懸命な修復作業で、何とか決勝のグリッドに立てるようリカバリーしている。

 

【これぞレース】

 

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14:04 レースA決勝。

"長老"猪股、予選5位で迎えた決勝。

抜群のスタートダッシュを決めて、3位のThree hundred、#33山ちゃんの駆るABARTH 595をかわして1コーナーを先に飛び込む。

 

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2.5V6の排気量のアドバンテージと1.4ターボのライトウェイトの戦い!

共にレースは百戦錬磨の手練れの2人。ストレートで猪股が引き離しに掛かるも、小排気量ターボの595も喰らい付く。  

 

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コーナーでは山ちゃんが、あうんの呼吸でピッタリとテールトゥノーズで猪股のお尻にプレッシャーを掛ける。

後半セクションのダンロップでは山ちゃんがオーバーテイクし猪股の前を取る。

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手に汗握るデッドヒートを展開するも、最後は猪股がプレッシャーからか、珍しく最終コーナーでシフトミスを犯し、山ちゃんの後塵を拝し総合4位でフィニッシュ。

クラス2位で嬉しい表彰台。気心知れた好敵手(山ちゃん)と抜きつ抜かれつの、"これぞレース"という熱いバトルにご満悦の長老だった。

7周目に魅せたレースAのファステストがそれを物語っている。

 

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中盤を形成するグループも次々と1コーナーへなだれ込む。

#38トッシーは#80ペパミンを抑えインから、続いて2台の147を追い掛け#607セキジュンが、145、MiToの後ろから#155モリリンが続く。

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トッシーはダンロップでも前を走る同クラスの赤156/2.0TSに果敢に攻めるも、今一歩及ばすクラス優勝ならず。

 

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前後、同クラスの147に囲まれる中、安定したレースを魅せたセキジュン。

長老同様、7周目にはクラスファステストを叩き出した。最終周、ガス欠症状が出て止まるか?とヒヤリ!とさせたが何とか無事にゴール。

 

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終始、先行する145、MiToを凌駕しようとアグレッシブに果敢に攻めるも、タイムが伸び悩んだモリリン。

今回はセキジュンと絡めず下位に沈んだ。本人もレース後、「突っ込めない〜、刺せない〜」と愚痴を溢したが、統一戦までに、気持ちを立て直せるか?

 

 

【鮮烈な力強さ】

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15:01 レースB・C決勝。

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抜群のスタートで#85拓ちゃんが1コーナーをインに突っ込んで行く。

そのお尻を突く様に#11アゲマツ、一つアウト側を#39西澤が雪崩れ込む。

STiLENiAの赤3台が三つ巴で抜けて行く。

 

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中盤にAR300 #100イチロー、SR2の#13ぴたおがライバル145の後ろから、#422あっずがブレーキミスか、大きくコースアウトしながらラインに戻る。

混戦状態の中団、#51よしあきは綺麗にインを抜け、#77セガミンもライバル#14ベンジャミンとツーワイドで弧を描く。

 

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ブレーキトラブルで予選アタック出来なかった#15コジパパも最後尾からスタートし、1コーナーを不安げ無く立ち上がっていく。

 

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会心の予選タイムを叩き出した拓ちゃんは余裕のリードを保ちながら、トップを独走する。追い縋るアゲマツにオーバーテイクの気配はない。

 

続く2st Lapの後半セクション、ネッツを駆け上がるアゲマツのマシンに異変が。リアの挙動が明らかにおかしい。

ネッツコーナーを跳ねるように抜けるとそのままユラユラとアウト側までスライド。

フロントのトラクションに対してリアが付いて来ず粘りが無い。

直ぐ後ろを走る西澤はんもピョンピョン跳ねるアゲマツ号を思わず指差す。

4st Lapに入るホームストレート。

 

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思うようにスピードに乗れないアゲマツを、西澤が捕らえ、抜き去っていく。

思うように加速出来ない原因がもう1つあった。

決勝前にシフトフォークの爪が折れていた。

手探りで3、5速に入れなければならず、間違えればオーバーレブでミッションブローとなるかもしれない状態だった。

 

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ライバル不在とも言える独走振りの拓ちゃん。

食あたりに因る体調不良を感じさせない力強い走りを見せる。

最後まで完璧なレース他を寄せ付けない盤石のレース展開で、4Cで嬉しい初優勝となった。

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SR2ぴたおもライバル#24大蔵の145と抜きつ抜かれつの好勝負。

最終コーナーからホームストレートでぴたおが抜けば、アドバンで156GTAワゴンに蓋をされている間に大蔵に差し返される展開。

最終Lapに入るホームストレートで大蔵を抜くと、156GTAワゴンを射程圏内に捕らえ、13コーナーで維持のオーバーテイク。

排気量の差からチェッカー手前で惜しくも抜かれてフィニッシュするも、今シーズンSR2クラス初優勝。

混戦を極めるこのクラス、4人目の優勝者となった。

 

あっずは#200 Z4が、よしあきは同クラスライバル、#50ジュリエッタが行く手を阻む。

あっずがその均衡を破り果敢に攻める。周回を重ねる毎に徐々に詰めていく。

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そしてレース中盤、とうとうあっずがZ4をコーナーで抜くも、ストレートでは抜き返される。

今回のレース、スタートからリズムを崩れて、上手く走れていない様子に見える。

前回優勝から今回も表彰台をと意気込んで臨んだが、群雄割拠のSR2クラス、甘くはなかった。

 

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よしあきも終盤調子を取り戻し、ジュリエッタとの戦いを制し、AR300クラス1位を勝ち取る。

 

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#77セガミンもライバル#145ベンジャミンとの好勝負を制すも、同クラス159に一歩及ばすもアグレッシブに攻め、クラス2位を掴んだ。

 

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#15コジパパは決勝、最後尾スタートながら終盤追い上げをみせ、5ランクアップで走り切った。

150-1、#15コジパパ 2'13.104 総29位/ク5位。

 

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よしあきと同じAR300クラスを走る前田は5st Lap、マシントラブルにより最終コーナー手前でコースアウト。

表彰台を狙える走りだっただけに悔しさが残るレースとなった。

 

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レースA上位陣にはABARTH勢が増え、レースB・Cでは4Cが圧倒的な戦闘能力の高さを見せつけた。

マシンの世代交代を感じさせたレースであると共に、体調、マシンセッティング、全てが整わないと、簡単には勝たせてくれないのがレース。

そんな事を改めて示してくれた今回のKanto Rd.4。年末の統一戦を見据えてポイント争いが熾烈を極めていき、最後まで目が離せない。

 

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[SRクラス]

#85拓ちゃん 1'59.950 総合1位/クラス1位。

#39西澤 1'59.939 総2位/ク2位。

#11アゲマツ 1'59.865 総4位/ク4位。

 

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[SR2クラス]

#13ぴたお 2'07.865 総16位/ク1位。

#422あっず 2'09.362 総22位/ク5位。

 

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[MR200クラス]

#77セガミン 2'10.591 総26位/ク2位。

 

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[AR300クラス]

#51よしあき 2'08.475 総21位/ク1位。

#100イチロー 2'08.659 総34位/ク3位。

 

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[AR150-2クラス]

#75猪股 2'10.790 総4位/ク2位。

 

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[AR150-3クラス]

#38トッシー 2'15.532 総9位/ク2位。

 

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[AR150-4クラス]

#607セキジュン 2'17.138 総15位/ク2位。

 

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[AR150-5クラス]

#155モリリン 2'19.213 総21位/ク2位。

 

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[AR100クラス] (タイムアタック)

#27加藤正史 2'23.829 クラス2位。

 

次戦はいよいよ最終戦。オールスターが集う統一戦は12/24 FSWで開催。

 

写真提供(ごりごりにごり、Jp)

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