埼玉県川口市のイタリア車専門店 ースティーレー

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Race Reportレースリポート

 AlfaRomeo Challenge 2018 Kanto Rd.1 in Tsukuba

 

『2年振りのHALが来た!』


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STiLENiA DRIVERS LINEUP

[SR]No.1 上松淳一 No.39 西澤嗣哲
[SR2]No.13 高梨宏幸 No.25 猪股義周

No.422 内海直亮

[MR300]No.10 畑野賢明
[MR200]No.37 奥口隆弘
[AR300]No.11 伊藤由明

[AR150-4]No.607 関山淳
[AR150-6]No.510 後藤芳弘
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【2018年開幕!!】

アルファロメオチャレンジ2018開幕。関東Rd.1の舞台となる筑波サーキットには柔らかな陽射しが降り注ぐ。穏やかな陽気にエントラントの顔も和やかである。

全長2,045mとコンパクトなコースの為、一見抜き所がないように思うが、ストレート以外でも各コーナーでオーバーテイクがあり、白熱したバトルが間近で見られるのが、このサーキットの醍醐味の一つだ。

STiLENiAのエントラントは、総勢10台となる。

 

トップカテゴリーのSRクラスからは、#1 アゲマツと#39 ヒデヨシ。
今年もまた開幕となる筑波に慣れ親しんだ156GTA&147GTAではなく、共にABARTH(500&124spider)で臨む。
アゲマツは、きむぅーの”鬼斬monster”号をレンタルしての参戦となり、このマシンのタイムにも注目したい。

 

SR2クラスは、お馴染みの#13 P様と#422 あっず。そこに今シーズンからMR200クラスから昇格となった#25 “長老”猪股も加わった。2Lマシンと2.5V6の対決も見ものである。

 

そして、MR300クラスに2年振りに帰って来た”はたのっち”こと、#10 マチャアキ。
あれから黄色156をバラバラにし、徹底的に軽量化した方向性の一つの答えが、満を持してここで出る。


“長老”が早くも黄色かぶりに反応し、茶々をいれ、一同和む。

 

昨年150-3クラスチャンピオンを獲り、今シーズンからMR200へクラス替えした#37 グッチー。
ラジアルタイヤからSタイヤへの順応性が試される。

 

AR300クラス、#11 ヨシアキ。このクラスのエントラントは単独となったが、このライバル不在の中、得意の筑波でポイントを稼ぎたいところ。

 

レースAは少ないエントラントとなってしまった。そんな中、150-4に#607 セキジュン、150-6にごっちゃんが、この開幕戦から参戦し気を吐く。

SSTもメカに徹する”もみっぷ”に、飛雄、かつじぃ、TUTU等が集結しサポートに回る。筑波では恒例の感のあるにっしーも差し入れのコーヒーを担いで激励に訪れ、エントラントの緊張も一気にほぐれる。頼もしい援軍である。

例年の筑波は、冷たい寒気が我々エントラントに容赦なく吹きつけ、吐く息も白く冷たいのだが、今年の筑波は、風もなく穏やかで暖かな空気に包まれている。午前のプラクティス、昼から始まる予選に合わせ、各自が準備に取り掛かる。


【順調に終えた予選】

レースA予選、エントリー25台のうち、2台がSTiLENiAから参戦。

 

STiLENiA予選トップを掴んだのは、#607 セキジュン。リズムに乗れた走りで、1’11.760で総合10位/クラス1位と格上のGTA勢の直ぐ後ろのポジションに着ける。

フロントリップの赤いアクセントラインがサーキット映えしていた#510 ごっちゃん。昨年のBest 1’14.346を更新する1’12.849で総合12位/クラス1位と躍進、コンスタントに参戦した成果をみせた。

 

レースB・C予選、エントリー23台のうち、STiLENiAからは8台が参戦。

STiLENiAトップは、#1 アゲマツ。ABARTH 500で会心の1’04.345を叩き出し、総合2位/クラス1位。
その後ろを獲ったのは#10 マチャアキの156。
1’04.496で総合3位/クラス1位。
プラクティスも捨てマシン調整に付きっ切りだったが、好タイムがそれを証明した。
SRクラスの#39 ヒデヨシは、1’07.116で総合13位/クラス4位と後塵を拝した。

個性派揃いのSR2クラスは、”長老”が1’06.912で総合12位/クラス1位に躍り出る。
#13 P様 1’07.314で総合14位/クラス2位
#422 あっず 1’07.647で総合16位/クラス3位
で続く。
総合17位/クラス4位には、ライバルチームの#17 おの金選手も虎視眈々もクラス優勝を狙っているだけに、決勝も目が離せない。

AR300クラス、#50よしあきが1’07.396で総合15位/クラス1位とSR2クラスの間に割って入る格好となった。

Sタイヤに慣れない#37 グッチーは1’08.193で総合19位/クラス2位と下位に沈んだ。決勝で巻き返しを誓う。


【先頭はGTA勢、後方はプントチキチキ】

レースA決勝、1コーナーから下りヘアピンをGTA勢が雪崩れ込んでくる。
#607 セキジュンも#510 ごっちゃんもイン側を丁寧に旋回していく。


遅れて畑野自動車が掻き集めた総勢10台のプントHGTアバルト勢がワンメイクレースさながらのチキチキマシンレースを展開している。
見ている方も彩り綺麗な同型車が列をなしてバトルしている光景は微笑ましく、楽しませて貰った。

#607 セキジュンは、大排気量のGTAやターボ勢のMiToに追い縋り、1ランクアップの総合9位/クラス1位(Best 1’12.023)。


#510 ごっちゃんも、アグレッシブに攻め筑波のベストタイムを更新した。総合12位/クラス1位(Best 1’12.199)。


【鮮やかな逆転劇!】

レースB・C決勝。

シグナルスタートから、各マシン一斉にエグゾーストをかき鳴らし1コーナーを回り、S字へ続く緩やかな下り勾配を駆け抜ける。
抜群のスタートダッシュでフロントローに着けていた#1 アゲマツ、1ヘアをインベタで、PPの#30 郷田選手にテールトゥノーズで喰らいつく。
3番グリッドだった#10 マチャアキは出遅れ6位に後退。
中団では続々と各マシンが雪崩れ込んでくる。


ライバルチームのPAZZO#243 伊藤選手の147GTAが1ヘアでリアが流れ、コーナー出口であわやスピンという状況、インからは#25 “長老”の黄色156、大外に回避した#39 ヒデヨシの124spider。147GTAはテールスライドしながらリカバリー。クラッシュは免れた。
その後ろを#13 P様、#422 あっず、#37 グッチーが続き、#11 ヨシアキはアウト側からダンロップを目指す。

#1 アゲマツはトップを走る#30 郷田選手を追い掛けるが、その後方から徐々に#10 マチャアキが追い上げて来ていた。

7Lap目にレースが動く。

スタート前の整列時に遅延があり、PPの#30 郷田選手にドライブスルーペナルティが課されていた。

それに気付いた郷田選手は、レース棄権なのかそのままピットインし、リタイアしてしまった。

そして最終Lap。

このままアゲマツが総合1位を獲るかに思われた、2ヘアからの裏直で3位まで上がって来たマチャアキにオーバーテイクされてしまう。

Lapを重ね、ラスト2周でブーストが上がらず、ターボが垂れてきた瞬間を逃さなかった。マチャアキの鮮やかな逆転劇。

2年間の沈黙を破り復帰したこの開幕戦で、あの時と同じレースB・C総合優勝を果たす。

#10 マチャアキ 1’03.767 総合1位/クラス1位

惜しくも総合2位に終わった#1 アゲマツ。
フロントロースタートから、序盤からアグレッシブに攻め続けて、最終Lapでトップに立ってから、 辛抱強く各コーナーを繋いだが、最終コーナーでオーバーテイクされてしまった。
それでもSRクラス1位を獲り、ランキングポイントを着実に稼いだ。

#1 アゲマツ 1’05.047 総合2位/クラス1位

#39 ヒデヨシも、後半徐々に順位を上げ、1’07.111 総合9位/クラス4位。

 

激戦のSR2クラス、手に汗握る攻防が繰り広げられた。
クラス4位だったライバルチームの#17 おの金選手がMiToの特性を生かし、抜群のスタートダッシュを決め、スルスルとクラス3位の#422 あっず、2位の#13 P様、1位の#25 “長老”猪股を抜いていく。”長老”も2.5V6のポテンシャルを如何なく発揮し、ストレートでMiToを追い上げ突つくも、ことごとくコーナーのライン取りで蓋をされ、追い抜くことが出来ない。手練手管の”長老”も悔しい結果となった。

#25 “長老”猪股 1’07.244 総合12位/クラス2位

コーナーでは追い付くもコース幅の狭い筑波ではラインがなく抜き去ることが出来ず、直線では2.5V6に離される、#13 P様。ベストタイムでは”長老”を上回るも我慢のドライビングを強いられた。

#13 P様 1’07.221 総合13位/クラス3位。

 

セクション別の区間タイムを見ると、速さにムラのあった#422 あっず。
今回、足回りのアップデートを図り、バネをHALの低反発に一新して臨んだ。今までは、加速時に一気に伸びて荷重が抜けてアクセル踏めなかったが、低反発バネに替えて、コーナーではしっかりと前輪に荷重が掛かって、トラクションが逃げずに前に進むようになった。
徐々に慣れて次回はもっと順位が上がると思う。と雪辱を誓った。

#422 あっず 1’07.961 総合15位/クラス4位。

 

P様とあっずに挟まれながらも、伸びやかな走りを魅せた#11 ヨシアキ。

#11 ヨシアキ 1’07.549 総合14位/クラス1位。

「Sタイヤよりラジアルの方がタイムが速いのはなんでだろう〜?」
今シーズンより、ドンガラMR200クラスへクラスアップした#37 グッチーがぼやく。
順応性が早いので、次回に期待が掛かる。

#37 グッチー 1’08.193 総合19位/クラス2位。

 

2018年の開幕戦も、代替マシンで参戦するメンバーやクラスアップを果たし新たなステージに挑むメンバーも居た。
レースAでは他チームがプントHGTアバルトでチキチキレースをしていたり、新たな楽しみ方も見られた。
それぞれが各クラスで頼もしく見応えのあるレースを展開した。


【ARCA レースresult】

RACE A予選順位

 

RACE A決勝result

 

RACE C予選順位

 

RACE C決勝result


次戦、関東Rd.2は5月6日(日)FSWにて開催。

STiLENiA各マシンの更なるアップデートに期待したい。

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