埼玉県川口市のイタリア車専門店 ースティーレー

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Race Reportレースリポート

 AlfaRomeo Challenge 2019 Kanto Rd.1 in Tsukuba

 

『漆黒の光』

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STiLENiA DRIVERS LINEUP
[SR]No.1 上松淳一 No.10 畑野賢明
[SR2]No.13 高梨宏幸
[MR200]No.77 瀬上透
[AR250]No.321 原田好成
[AR200]No.422 内海直亮
[AB124]No.39 西澤嗣哲
[AR150-3]No.50 後藤芳弘
[AR150-4]No.607 関山淳 
[R200]No.25 猪股義周
[AR100]No.80 相良幸宏 
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【2019年開幕】
前日までの降雪で開催が心配された、アルファロメオチャレンジ2019、関東Rd.1。
舞台となるのは、初戦のみとなる筑波サーキット。
昨日のコースイベントは全て中止となったが、今日はコース上に雪もなく、風は冷たいが穏やかな陽射しに、自然とエントラントの顔も和やかに見える。
サーキットの醍醐味が凝縮されたテクニカルで歴史あるこのサーキットで、今回はどんな白熱したバトルが間近で見られるのか?興奮覚めやらない。
今シーズンより新設されたAR-GTクラス、AR-MiToクラスにはフラミンゴ勢が多数エントリー。
畑自のトン百クラブのプント勢もエントリーリストに名を連ねる。
そして我がSTiLENiAのエントラントは、総勢10台となる。
トップカテゴリーのSRクラスからは、#1 アゲマツ。昨年の統一戦でクラッシュしたGTAをこの開幕戦に間に合わせてきた。GTAで筑波を走るのは3年振りとなる。
SR2クラスは、#13 ぴたお。
GTの重さに苦しみながらも、ライバル#24 大蔵選手の145のバトルが見ものである。
MR200クラスからは、久し振りの参戦となる#77 セガミン。ムードメーカーで居るだけでチーム内に活気がでる。
AR250クラスは#321 原田は筑波は2年振りとなる。
#422 あっずは、今シーズンよりあっず号の延命と原点回帰で、SR2クラスからAR200クラスに替えレースを楽しむ。
同じく開幕戦は、ABARTH 124spiderを駆るのが恒例となった感のある#39 ヒデヨシは、AB124クラスでエントリー。
#50 ごっちゃんもAR150-6→150-3にランクアップしたのを機に、ゼッケンナンバーを#510から変更。
レースAは唯一150-4クラスに#607 セキジュンがこの開幕戦から参戦する。
モリリンはマシンが開幕に間に合わなかった。
#25 “長老”猪股は、LUPO GTIでR200クラスを楽しむ。
#10 はたのっちは、直前で不参戦となっている。
SSTもメカに徹するよしあき、もみっぷに、飛雄、かつじぃ、TUTU、はいぱー、あずぱーが集結しサポートに回る。
昼一から始まるプラクティス、予選、決勝と短期決戦に備え、各自準備に取り掛かる。
【明暗を分けた予選】
レースA予選、エントリー30台のうち、MiTo勢が10台、アバプン勢が12台と賑やかだ。#607 セキジュンのAR150-4クラスも5台と激戦区で目が離せない。
STiLENiA予選トップを掴んだのは、#607 セキジュン。リズムに乗れた走りで、1’11.073で総合8位/クラス2位とMiTo勢の直ぐ後ろのポジションに着ける。
レースB・C予選、エントリー28台のうち、STiLENiAからは7台が参戦。
STiLENiAトップは#1 アゲマツ。アルファロメオで”分切り”が見えそうな圧巻の1’01.353を叩き出し、総合1位/クラス1位。
雌雄決戦のSR2クラスは、#13 ぴたお 1’07.195で総合11位/クラス2位。#24 大蔵選手1’04.913で総合4位/クラス1位と水を開けられてしまった。
決勝でどこまで巻き返せるか。
続いて#39 ヒデヨシが1’07.500で総合12位/クラス1位に入るも、脱輪走行を取られセカンドラップ採用となった。
#422 あっず 1’08.535で総合15位/クラス1位、#77 セガミン 1’08.602で総合16位/クラス3位と肉薄しており決勝でも接戦が予想される。
#321 原田にアンラッキーが襲う。僅か2Lapでオルタ死亡し決勝リタイアとなってしまった。1’13.291 総合24位/クラス1位。
#50 ごっちゃんは1’14.618 総合25位/クラス3位と下位に沈んだが決勝では一つでも上を狙う。
#25 “長老”は1’13.185 総合13位/クラス1位。
【先頭はMiTo勢、後方はプントチキチキ】
レースA決勝、1コーナーから下りヘアピンをMiTo勢が次々と雪崩れ込んでくる。
#607 セキジュンもイン側を丁寧に旋回していく。
後方からは畑自ワンメイクともいえる12台のプント勢がチキチキマシンレースを展開している。
これだけの同型車が列をなしてバトルしている光景はマリオカートを見ているようで、自然と笑みが溢れる。
#607 セキジュンは、大排気量のGTAやターボ勢のMiToに追い縋り、3ランクダウンの総合11位/クラス3位(Best 1’10.738)。
#25 “長老”は、6Lapにドラシャが折れ完走ならず。総合29位/クラス2位(Best 1’13.581)。
【漆黒のオーラ】
レースB・C決勝。
シグナルスタートから、各マシン一斉にエグゾーストをかき鳴らし1コーナーを回り、S字へ続く緩やかな下り勾配を駆け抜ける。
ポールポジションの#1 アゲマツが、抜群のスタートダッシュを見せるも、フロントローに着けた#59 郷田選手に先行を許す。
何とか喰らい付き1ヘアをインベタで駆け抜ける。
中団では続々と各マシンが雪崩れ込んでくる。
#24 大蔵選手に遅れ#13 ぴたお、#39 ヒデヨシ、#422 あっずが続く。
今回レースB・Cに振り分けられたAR150-3クラスを走る#50 ごっちゃんも後団で孤軍奮闘している。
2Lap目の1コーナーで#1 アゲマツが#59 郷田選手を捕らえ鮮やかなオーバーテイク。
続く1ヘアを漆黒の光を纏って旋回していく。
この筑波でGTAが凄みともいえるオーラを放っている。
#1 アゲマツは他の追随を許さず、トップを走る。#59 郷田選手も必死の追い上げを見せるが、その差は縮まらない。
最後まで危なげない走りでポールトゥウィンを勝ち獲った。
#1 アゲマツ 1’01.772 総合1位/クラス1位。
#13 ぴたお 1’06.578 総合9位/クラス2位。
#39 ヒデヨシ 1’07.763 総合11位/クラス1位。
#422 あっず 1’08.739 総合13位/クラス1位。
#50 ごっちゃん 1’13.996 総合23位/クラス3位。
#77 セガミンは4Lap目に2速が無くなり、最下位となってしまった。
1’07.965 総合24位/クラス4位。
もう一つうれしい結果があった。
AR100 タイムアタッククラスに出場した#80 相良選手が、1’07.885とABARTH 595で7秒台を出した。スティーレでマシンをセットアップしてきただけに、アゲマツもハイタッチで喜びを分かち合った。
こうして2019年開幕戦は幕を閉じた。
新たなシーズンを迎え、クラス替えで新たなステージに挑むメンバーもおり、それぞれが日常生活とレースの両立を図ろうとしている。
初戦から各クラスで見応えのあるレースを展開し、今シーズンもそれぞれの挑戦を見届けていきたい。


【ARCA レースresult】

RACE A予選順位

RACE A決勝result

RACE B・C予選順位

RACE B・C決勝result

次戦、関東Rd.2は5月初旬、FSWにて開催。STiLENiA各マシンの織り成す熱いドラマに期待したい。

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