Event Reportイベントリポート
『11/6 Stile走行会 in 袖森フェスティバル』
まだ夜更けの都心をそっと抜け出して、クルマを東京湾に向けて走らせる。房総半島から日が昇り朝焼け眩しいアクアラインからの眺望に心躍らせ、ハンドルを駆る。
目指すは、"袖ヶ浦フォレストレースウェイ"。木更津北ICで降り、館山自動車道を乗り継ぎ一般道を程なく進む。
"フォレストレースウェイ"の名の通り、このコースは山を切り拓き造った全長2.436kmのショートサーキット。確かに深い森の中に迷い込んだような心地良い錯覚に陥いる。高揚感を抱きながら、山道を進むと外国を思わせるような案内板に導かれ、パドックに向かうトンネルを抜けた。
Stileが普段JOY耐等でお世話になっているレーシングドライバー澤圭太さん主宰のワンスマが主催する「袖森フェスティバル」に、今回"Stile占有走行枠"を用意して頂き、皆んなでわいわい楽しもうという企画。
"サーキットは走るだけじゃない"をコンセプトにバスツアー、スイーツビュッフェ、整体、似顔絵、ヘアカット、洗車サービスなど、ドライバーだけではなく家族や友人も一緒に1日楽しめる、ホスピタリティ溢れる盛り沢山な内容。
そんなイベントにStileから参加したメンバーは、
笹原敏弘 145TS
横山浩巳 147FL
関山淳 147TS
山内悠揮 147TS
須永裕貴 147GTA
田村寿 147GTA
保科健司 GTV3.0
原田好成 GTV3.0
後藤芳弘 156JTS
奥口隆弘 156JTS
國生正義 156V6
徳野将弘 156V6
高梨宏幸 GT2.0
内田恵介 GT3.2
西澤嗣哲 NDロードスター
富沢英明 MR-S
山口明人 124スパイダー
月舘仁 ABARTH595
福井勝 ABARTH595
福田道明 ABARTH595
木村隆哉
猿渡清司
山路健史
斎藤克治 156GTA SW
内海直亮 156JTS
小野純平 GT2.0
伊藤優甫 ABARTH PUNTO EVO
上松淳一 156GTA
伊藤由明 GT3.2
高田康文 プリメーラ
とSTiLENiAを中心に大勢のメンバーが集まってくれた。
走行時間は20分×3本で、それぞれ①9:40〜、②11:40〜、③15:20〜の内容。
袖森は未経験という初心者が多いなか、原田、内田、奥口といった普段"袖森をホーム"としているメンバーが最初のスティントでレコードラインをなぞりながら各メンバーにレクチャーしている。
こういった光景が微笑ましく、袖森マイスターが居て心強い。
9:40の第1スティントは、袖森常連組の内田が1'19.526でTOP。2位には1'20.264でぴたおが3日前の日光走行会の不調を晴らす。3位にはよしあきが1'20.627で日頃メカとして皆んなのサポートに回るが久し振りのサーキットを堪能している。
結果、GTがワンツースリーを獲った。
11:40からの第2スティント。
第1スティントは原田のGTVを同乗走行し、出走しなかったアゲマツ。アゲマツ自身、ここ袖森は過去余り走った記憶が無いらしいが、第2スティントから出走し、そのリザルトは1'16.196。スルッと出したこのタイムにメンバー一同、舌を巻く。
袖森マイスターの原田は1'19.312の2位、同じく袖森をホームとする内田も1'19.881の3位と常連組に3秒近いタイム差は流石という他ない。
124スパイダーを駆る山ちゃんが続く1'20.379で4位。ニューモデルのポテンシャルの潜在能力の高さと、SPEC的には、"ほぼどノーマル"なそれを引き出したドライバーの力量か。
第3スティントではジーヤマがテストしていたが、こうしたデータの蓄積が、次のTHREEHUNDREDの魅力的な新製品に生かされると思うと胸が高鳴るし、300ファンは待ち遠しく楽しみなはずだ。
各スティントの空き時間には、それぞれの参加者達は、ケータリングの移動販売車に並んでお昼を買ったり、レーシングドライバー澤圭太さんが運転する"サーキットタクシー"ならぬ、"サーキットバスツアー"でスピードとロール感を楽しんだり、千円ヘアーカット、20分整体、プロが撮るプロフ写真撮影と、思い思いにサーキットという空間を楽しんでいた。
15:20〜第3スティント。
コースレイアウトも身体に馴染み、各コーナーを軽やかに駆け抜けて行く。
攻略ポイントは最終コーナー手前の第9コーナーが鍵なのか、これまでに何台かがそこで回っている。
コース全体を見渡すと、ランオフエリアには季節を感じさせるススキが生い茂り、コース全体を緑の木々が取り囲むこの森のサーキット。
愛車を走らせながら見える風景は自然と調和していて素敵なコースに違いない。
最後のスティントもアゲマツが第2スティントの走りで袖森を攻略したのか?このスティント、僅か5周の走行で圧巻の1'13.589を叩き出す。これには全員度肝を抜かれる。
2位には、1'18.822で原田が入った。第1スティントのアゲマツの同乗走行でヒントを掴んだのか?コンマ5秒のタイムアップを果たした。
3位には1'19.050ぴたお、4位は内田1'19.455となった。この2人排気量は違うが同じGT同士、毎スティント激しいデッドヒートを繰り広げていた。
最後はぴたおに軍配が上がり、内田も走行後、ヘルメットを脱ぐや「袖森はホームコースだけど、やっぱりぴたおさんには敵わないや〜」と充足感に満ち足りた満足気な表情を浮かべた。
5位にはクレバーなすなっちが1'20.409が入り、これには6位西澤はん1'20.724が悔しがる。
「コッチはNDにSタイヤ履いてアドバンテージ有るのに負けた〜。悔しい〜。」
普段は同じ147GTAに乗るもの同士が走行後に他愛もない話しを繰り広げる。こういうのがサーキットを走る醍醐味でもある。
16:30〜からの閉会式+ジャンケン大会まで、各スティントの合間も飽きさせないプログラムには、Stileも走行会を主催する側として大変勉強になった。
何より今回は一参加者として、Stileスタッフもこのイベントを楽しめた。
"袖ヶ浦フォレストレースウェイ"というコースも"森のサーキット"と呼ぶに相応しい走り甲斐、攻め甲斐のある魅力的なコースであり、機会があれば是非また参加したい。
Stileとしても今後も参加者の皆様に喜んで頂ける企画を用意してお待ちしていますので、是非また皆さん一緒に楽しみましょう。
写真提供(あず、S、Jp)